はじめに
国際学会での発表って何度やっても緊張するし、すぐに英語は忘れるしでなかなか身にならないと思う若手医師も多いんじゃないかと思います。(私見)
そんな中、私のような英語が出来ないような者が多く、日本人は国際的に活躍しずらいとの声もあるのか、日本国内での学会や研修会レベルでも英語でやろうとい動きもあります。
そうなってくると発表の次は「座長」をやってみないかということを言われるかもしれません。
私も最近そのような経験があり、急いで勉強しました。
ここでは、今回勉強で得たものを共有します。初心者の記事なので正確でない可能性ありますのでご注意ください。
大きくはズレていないとは思います。
最初の挨拶
最初のセッションで座長を務める場合
- Good morning everyone. I’d like to welcome you all and thank everyone for coming.
- Good afternoon and thank you all for joining us today.
硬い感じの挨拶ですね。
- Hello, everyone. This is a session on “セッションのタイトル”.
フランクな感じであれば、すぐにセッションの紹介でも良いかと思います。
※セッションの内容・目的の説明は後述します。
2番目以降で座長を務める場合
- Since everyone is here, let’s get started. This is a session on “セッションのタイトル”.
- Welcome to session two (セッションの順番),on “セッションのタイトル”.
2番目以降であれば、簡略版で良いと思います。この場合、何番目の何というタイトルのセッションかいうとわかりやすいですね。
自己紹介
- Let me first introduce myself. I am the chairperson for this session, Kokoro Sato from A hospital.
- Firstly, I’d like to introduce myself. I’m Kokoro Sato. I’ll be chairing this session.
必ず自己紹介をしましょう。名を名乗ることは重要であると同時に、自己紹介のようなよく使うフレーズを言うことで心を落ち着かせましょう。
セッションへの導入
セッションの目的の説明
- The purpose of this session is to discuss 〜.
このセッションでは〜を議論します。などセッションの目的を紹介すると良いでしょう。
- This session was provided for young doctors to practice giving presentations in English.
〜のためにこのセッションは設けられました。みたいなのでもOK。
注意事項の説明
- Each presentation in this session is allotted 10 minutes, and a further 10 minutes are available for questions and discussion.
発表時間とディスカッションの時間を説明。
- First, second, and third bells ring at 7 minutes, 9 minutes, and 10 minutes.
- You will hear first bell at 7 minutes, second bell at 9 minutes, and third bell at 10 minutes.
ベルなどで知らせる場合はそれも説明。
1人目の発表
発表者の紹介
- Ok, the first presentation is about the paper entitled “演題のタイトル” . This will be presented by Dr. HL.
- OK, I’d like to welcome our first speaker, from B university, Dr. HL. He will be talking about “演題のタイトル”.
紹介するときは、所属=>名前の順番が推奨されているそうです。
- Since we’re running a little behind schedule, let’s go straight into it.
気の利いたセリフが言えると良いですね。
- Go ahead, please.
- Please get start.
発表者に発表を促しましょう。
発表が終わった後
- Dr. HL, thank you very much for interesting presentation.
まずは発表者に謝辞を述べましょう。
“interesting” 以外には、“great”, “wonderful”, “variable”, “informative” など状況に応じて使えると良いでしょう。
質疑応答
質疑応答の導入
- Now Let’s open questions and comments from the audience. Do you have any questions?
- Let me move on discussion. (Are there) any questions or comments?
指名する
- Yes, Dr. C, please.
- Yes, this person here, please.
名前がわからない場合は、上記のように言います。
座長から質問するとき
- OK, then, may I ask you a question? I think ・・・
- OK, I wonder if I’d ask you a question. Well, I think ・・・
すぐ質問がない場合は座長から質問します。
発表している時も気が抜けないですね。
続けて質問を受ける
- Any audience?
- Any questions?
- I think we have time for one or two more questions. Does anyone have any questions?
質疑応答の締めくくり
- Unfortunately, the time is up/coming/over.
- I’m very sorry to have to limit the interesting discussion on this presentation, but we have to remain on schedule.
座長の重要な仕事の一つがタイムキープです。時間が押さないよう良いタイミングで次にうつるようにしましょう。
発表者へもう一度謝辞
- Dr. HL, thank you very much for your presentation.
2人目以降の発表
基本的には繰り返しになります。
- OK, let’s move on to our next speaker. From D University, Dr. Brain.
セッションの締めくくり
- I would personally like to thank both the speakers and the audience for providing such an interesting session and discussion. This session is now closed. Thank you.
- With that, let me close the session. I want to thank all speakers and audience for the great discussion.
- That’s all for today. Thank you for joining this session.
- Thank you very much for your cooperation.
発表者と聴衆にお礼を述べセッションを締めくくります。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
座長で使いそうなフレーズを紹介しました。
他にも、それぞれ状況に応じたセリフやオンラインならではフレーズもあるかと思います。
何より、最初は台本を作って、何度も練習することが重要です。
私の経験が皆さんの参考になれば幸いです。